不妊 ホルモン剤

不妊治療の3つのステップは、指導と投薬→人工授精→体外受精

不妊治療といっても、具体的にどんな治療が行われるのかを知らないという人は多いかもしれません。妊娠を望んで避妊をせずに性交をしても一定期間妊娠できない夫婦には、不妊治療が行われることになりますが、その治療の段階は大きくわけて3つに分けることができます。

まずはじめに、不妊の原因が何であるのか、もしくは本当に不妊であるのかということを検査します。その検査によって明確な不妊の原因が突き止められれば、まずはその症状を治療することになります。しかし、検査によって明確な原因が分からない場合、また妊娠しづらい原因が分かってもそのまま妊娠が可能と判断された場合には、まず行われるのがタイミング法と言われる、性交のタイミングを指導する治療法です。

まれは基礎体温などによって排卵の時期をチェックするとともに、性交の時期を指導する方法がタイミング法です。エコーで卵胞の変化を見たり、尿検査からホルモン値を調べて排卵の時期を予測することもこの治療に含まれます。また、排卵がスムーズでなかったり、内分泌系に問題がある場合には、排卵誘発剤などのホルモン剤の投与が行われることもあります。不妊の症状は、ホルモンバランスの異常によって起こっていることも多いことから、排卵を誘発するホルモン剤、受精卵の着床に関わる黄体ホルモンを投与するホルモン剤などの治療が行われます。タイミング法と合わせてホルモン剤を用いることで妊娠の確立はぐっと上がることになります。

タイミング法とホルモン剤による治療を行っても一定期間妊娠できない場合には、次に進められるのが人工授精です。タイミング法では妊娠が難しい症状が見つかった場合には、最初に人工授精が行われる場合もあります。男性から精液を採取し、女性の子宮や子宮頸管部へ人工的に注入する方法ですが、体外受精と異なり、受精や着床そのものは自然妊娠と同じ状態で行われます。この方法には配偶者の精液を使用する方法と、非配偶者の精液を使用する方法があり、何らかの理由で配偶者との間では妊娠がのぞめない場合には非配偶者の精液を使う場合もあります。

人工授精を試みても、妊娠できない場合には、高度生殖医療を薦められることになります。次に行われるのが体外受精です。体外受精には様々な方法がありますが、一般的には卵子を体外に取り出し、精子と受精させて受精卵を作ります。この受精卵を培養してから、子宮に戻すという方法が行われます。

人工授精や体外受精の際にも、治療の確立をあげるためにホルモン剤の投与が行われることが多いのですが、ホルモン剤には頭痛は吐き気などの副作用が出ることもあり、不妊治療を行う女性にとっては体の負担になることも少なくありません。

不妊治療は女性に精神的肉体的負担のかかるものですので、家族の理解や支えが必要です。不妊治療を理解し、家族で取り組むようにしていただきたいと思います。

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